ファッションデザイナーから雑貨デザイナーへの転職ってありですか?
アパレルメーカーでデザイナーの仕事をする友人から久しぶりに連絡がありました。
なんでも、ファッションデザイナーから雑貨を販売するセレクトショップの企画・デザイナーに転職したとか。
数年前に食事をしたときに、ファッションデザイナーとして15年ぐらいやってきたけど、担当ブランドのターゲット年代を自分が超えてしまって、別のブランドを担当するか、別のジャンルのデザイナーをしたいといっていました。
いま30代中ごろの女性です。
結局、彼女は、セレクトショップで企画とデザイナーの仕事をするキャリアを選びました。
しかし、雑貨デザイナーって扱うジャンルがめちゃめちゃ広い気がします。
例えば、これはキッチン周りの雑貨ですが、こんな感じですよね。
コップやお皿などの食器から、お箸とかお鍋にポットまで。
これらをすべてデザインするわけではなく、ものによっては海外の見本市なんかで調達してきたり、またものによってはデザインを考えて海外の製造会社に製造委託したり、と。
「企画」ということばがつく仕事って、
・最終的に欲しいものを具体的に描く仕事
と、
・それをこどのように実現するかを考える仕事
の二つがあったりします。
ざっくりいうと。
上でデザイナー的な仕事で、下がプロデュース的な仕事といえますかね。
例えば、なんか新しいポットがほしいんだけど、自分ではそのデザインが浮かばない。
だから、アメリカの●●さんにデザインをいくつか描いてもらおう、っていうところから仕事が始まったりします。
最近は、世界中からアイディアを募集できるサイトなんかもあったりするので、
物をつくる流れとかやり方って本当にいろいろあります。
だからデザイナーとして活躍している人も、自分にはなかなか持てない目線やアプローチで生まれた作品とか商品をいろいろみて、触れて刺激をもらうといいと思います。
ちなみに、世界中のクリエイターからアイディアをもらうサイトは例えばこんなのがあります。
フランスで生まれたeyeka(アイカ)という、「コ・クリエーションプラットフォーム」です。
素人もプロも参加するプラットフォームなので、いろいろなアイディアが集まるみたいです。
雑貨デザイナーの求人例
例えばこんなのがあります。
財布などの雑貨のデザインや企画です。
この会社の場合、「革」が特徴のようなので、仕事をしながら革の扱いについてのコツや基礎をつかんでいくことが必要になりますね。
具体的な仕事内容はこんな感じで記載されてます。
20代前後のヤング・ヤングミセス向けの【財布・バッグ等の企画・デザイン】をお任せします。◆大手アパレルブランド、ショッピングモールと取引あり!
【具体的には】
◎Photoshop・Illustratorを使ってのデザイン
◎営業に同行し、クライアントとの打ち合わせ
◎アイテムの企画・立案、生地の選定 など
自分のイメージをはっきり再現するために、
海外に出向いて生地や素材を探すこともあります。
最近では、こだわりのイタリアンレザーを使用した商品が実現しました!
アイテムの企画や立案、生地の選定までできるのはなかなか面白いきがしますね。
服とはデザインする対象が違いますが、どんな人が、どんな時に利用するのか?を考える部分はかなり似ている気がします。
この求人はたまたま愛知県の求人ですが、ファッションデザイナーと同様にやはり雑貨デザイナーも東京や大阪を中心に求人がでていますので、興味がある人は「雑貨デザイナー 求人」で検索してみてください。
いろいろな求人をみてもよくわからないなーという人は、ファッション業界専門の転職エージェントに相談してみるといいと思いますよ。
あなたの希望や強みを踏まえて、あなたにフィットする会社を紹介してくれますから。
興味がある人はこちらの記事を読んでみてください。
→ ファッションデザイナーやファッション業界での転職のポイント