セレクトショップ デザイナー 転職

セレクトショップのデザイナーに求められること、ご存知ですか?

セレクトショップのデザイナーを希望する人の多くが、面接でアピールすることの多くが、

 

そのセレクトショップをいかに自分が好きか?ということ

 

なんだそうです。

 

面接の場でデザインの作品集をみせつつ、そのブランドへの強い気持ちをアピールする。

 

そして、選考の結果、「不採用」となる、人がいかに多いことか・・・。

 

まあ、ファッションデザイナーの転職の面接でどのような準備をすればよいのかもわからない人が多いので、これはこれで仕方がないことだと思います。ただ、「デザインのポートフォリオ」と「そのブランドへの愛着」だけをアピールすると他の転職希望者と同じ土俵で選考されてしまいますよね?

 

じゃあ、どうすればいいのか?
ポイントを整理しておきます。

 

まずは、セレクトショップが求める人材を確認する

 

極めて当たり前のことですが、セレクトショップへの転職を希望する人は、まずは、そのセレクトショップが求めるデザイナーの人物像を確認しておきましょう。

 

実際の求人例をみていきます。

 

 

ファッションを愛する大人の女性にを人気な商品を集めるセレクトショップのデザイナーを募集しています。

 

■職種名  : 【高感度セレクトショップ】デザイナー
■募集背景: 事業拡大の為の計画的増員
■仕事内容:
レディスアパレルのデザイナー業務全般
 ・ブランドコンセプトを基にシーズンカラー、イメージ素材を選定し、基本スタイリングを決定していただきます
 ・それを踏まえて具体的なデザイン画の作成
 ・コンセプトに基づいた各種リサーチ業務

 

■応募資格
 ・レディスアパレルのデザイナー実務経験(2年以上)
 ・専門学校卒以上(服飾系専攻)
 ・20歳〜29歳(特定年齢層の特定職種の労働者が相当程度少ないため)

 

■募集年齢(年齢制限理由)

 

 ・20歳〜29歳 (特定年齢層の特定職種の労働者が相当程度少ないため)

 

■優遇されるスキル・経験

 

・レディスアパレルのデザイナー実務経験

 

■選考のポイント

 

 ・物へのこだわりや感性が強い方
 ・ファッションビジネスに関する知識、理解

 

これは実際に転職サイトにでている求人例ですが、ポイントは赤文字と強調文字の部分です。

 

つまり、この求人は、

 

・事業を今後さらに拡大していくための人材募集
・ブランドのコンセプトを理解した上で、それを具現化する商品をデザインできる人

 

を求めているということ。

 

とすると、面接の場でアピールすべきは、「そのブランドの実際の商品のデザイン例とデザインのアプローチ」だといえます。
つまり、

 

・そのブランドのコンセプトをどう理解し、どう商品のデザイン落とし込めているのか?

 

・新たな商品開発やデザインのアプローチも考えることができる人材なのか?

 

を説得力をもってアピールすることがポイントとなります。セレクトショップの面接官に対して「ショップのデザイナとして即戦力の人材」という印象をもってもらえると思います。

 

そうはいっても「そのブランドの実際の商品のデザイン例」を考えるのは結構難しいかもしれませんね。

 

そのブランドの実際の商品のデザイン例を考えるポイント

 

そのブランドの実際の商品のデザインを考えるポイントは以下のように整理できます。

 

1.ブランドのデザインコンセプトの理解

 

2.ブランドがターゲットとする人の理解

 

3.現状のデザインの考え方を理解

 

4.現状のデザインを踏まえて、どのような視点や要素を付加・改良すべきかを検討

 

5.具体的なデザインの検討

 

です。

 

要するに、そのブランドの可能性を広げるデザインを考える力を持っていることを、デザイン案の考えるプロセスを通じてアピールできればよいと思います。

 

あまり難しく考える必要はないと思いますが、

 

・この人は他の応募者とはちょっと違う

 

・この人が入社してくれることで、いままでとは違うブランドの見せ方も可能かもしれない

 

と思ってもらえれば、採用内定はほぼ固いと思ってよいと思います。

 

セレクトショップの採用担当者の目線でアドバイスを受けたい人は、アパレル専門の転職エージェントを利用してみるといいかもしれません。
以前、私も転職活動をしていてなかなか面接を通過できないときに転職エージェントに相談してアドバイスをうけて、あんとか採用された経験があります。
転職の面接や選考、いままでの実績に自信がもてない人は、一度、相談してみてもいいかもしれません。
興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
→ ファッションデザイナー、求人転職のコツ